3ヶ月目と言ってもドイツ語学校は12週の申込だったので、6月17日が私の最後の授業でした。
12週はホントあっという間だった。オーストリアに来たばかりのことがすでに懐かしい。
3月は見渡す限りのドイツ語が言葉に感じられなかった。まったくなんだかわからなくて、ただただ、ここを去る時は少しでも理解できてるようになるのだろうか?と思う日々。実はちょこちょこと、なんで私ここに来たんだろう?なんでドイツ語勉強するんだろう?って思ってた。笑
4月はただただ唖然。クラスメイトよりも明らかにドイツ語が身に付かない自分。簡単な例文、数字でさえも頭に入って来なくて、焦った。毎日、復習しかできない、復習以上のことをする余裕がなかった。授業中は、先生が何を言ってるか全く理解できないことも少なくなくて、当てられたら困る!って毎日思ってた。笑
5月はドイツ語の勉強が楽しくて仕方がなかった。ぴかーん!ってドイツ語のひらめきが生まれたとき(?)から、(自分なりに)すごい勢いで文法が理解できたからね。「ドイツ語は組み立てやすい」そんな風に感じるようになった。漠然とそう思うだけで、特に何がというわけではなかったんだけど。まるでパズルのようで、文章を組み立てることが楽しかった。文章を書くのを日課にしたら、しゃべるのも以前より(←あくまでそれ以前より)楽に。クラスメイトのエジプト人が「英語しゃべらないで、ドイツ語話さないとダメだよ」って言ってくれて、もっとドイツ語を口に出さないといけないな!って思ってしゃべるように心がけたのもこのとき。
6月も5月に引き続きドイツ語の勉強がとにかく楽しい。学校がない日は起きてから寝るまで、ずーっとドイツ語の何かをやってる日も少なくなかったんだけど、まったく苦にならず。4月は先生が何を言っているか全然わからなかったのに、6月は結構わかるようになっていた自分、街の中のドイツ語がちゃんと言葉に感じられる自分、友達やTwitterで絡むドイツ語ネイティブの文章がわかる自分、お店での注文には困らなくなった自分、そういうことから成長を感じた。しかし相変わらず、リスニングと会話は全然まだまだ。
最終的に0からどれくらいドイツ語ができるようになったかっていうと・・・一応先生やクラスメイトに、クラスで一番ドイツ語を理解している(文法的にだったり他の人より単語を知ってるとかで。)と言ってもらえるようになりました。しゃべる方はあんまりでしたけど。(ちなみに欧米の人たちって文法がめちゃくちゃでもとにかくしゃべるからすごいです。これは感心しました。)
授業最終日、先生がうるうるしてたこと、ずっとウィーンにいて欲しいと言ってくれて涙を流してくれたクラスメイト、お別れ会をしようといってくれたクラスメイト・・・すごく嬉しかった。
日本にいると、我が強い、わがまま、自分勝手と言われてしまう私は、ここにいると「普通」だったし、仲良くなったクラスメイト達は本当にみんないい人で、すごく嬉しかった。
そんな環境は私にとって居心地がよくて、一時、ここを離れたくない!って強く強く思った。まだまだドイツ語をドイツ語圏内で勉強したかったし。
でも、私はわかってるんですよ、立ち止まったらいけないって。私は立ち止まった途端、ストレスが溜まるってことを過去の経験から知っている。だから常に動き続けなくちゃいけない。それに新しい何かを求め続けていたい。
淋しいけれど、望めばいつでもここに来れる。だから、私はまた未来の新しい何かに期待して、明日オーストリアを発ちます。
明日はトルコだ!!!