出版社:情報センター出版局
著者:シミズヒロシ
この本は私がバックパッカーというものに興味を持つきっかけを与えてくれた本。
19歳のときに、たまたま池袋の本屋で見つけたものでした。以来、ずーっとお気に入りの本。今でも自炊電子書籍として持っています。
18歳までに私は3回海外へ行ったことがありました。ツアー旅行などではなかったけれど、どれも誰かが計画してくれたもの。ある程度の決まったプランがあるものでした。
バックパッカーというものを知らなかった私はこの本を見てワクワクしたんです。へー!こんな海外旅行の仕方があるんだ!って!
そもそもツアー旅行やパック旅行っていうものにも馴染みがなかったので、これが海外旅行なんだ!ぐらいに思ったんですよね。笑
バックパッカーというものにすごく興味がわいて、すごく自分も体験してみたくて、しょっちゅうこの本を眺めていました。
その後、バックパックを背負って旅行することになったとき、大いに参考にさせてもらったのは言うまでもありません。
まぁ、そんな感じで、バックパッカーっていうものに憧れや興味を持たせてくれるような本なのですよ!
何がいいって、まず「絵」がいい。絵がいっぱい載っています。短いマンガも載ってます。絵がゆるーい感じでそれもまたいいんです。たぶんこのイラストとマンガがより一層バックパッカーの面白さを想像させてくれたんだと思う。
最初と最後にイラストで「バックパックの中身」が描いてあるんですけど、私はこれが大好きで大好きで。今でも旅行の持ち物の参考にしてます。
そして適度な厚さ。厚すぎず、薄すぎず。情報は多すぎず、少なすぎず。大きさは小さめでいい。
文章も非常に読みやすい。堅くない文章。普段本を読まない人にとってもだいぶ読みやすい内容だと思う。
出版されたのは2000年なので、情報が古くなっているものもあるとは思うんですけど、今でも十分役立つ内容もあるし、なにより楽しめます。著者のシミズヒロシさんの体験を元に書かれている本です。
以下、目次。
その1 旅のシカタ
1 ヒコウキのノリカタ
2 フネのノリカタ
3 ニュウコクのシカタ
4 ヤスヤドのミツケカタ
5 ヤスヤドのコウユウのシカタ
6 センタクのシカタ
7 ジスイのシカタ
8 ビョーキのナオシカタ
9 ノジュクのシカタ
10 ヒッチハイクのシカタ
11 キコクのシカタ
その2 トラブル発生!さあどうすう
1 飛行機に間に合わない!
2 飛行機が怖い!
3 パスポートがない!
4 荷物がない!
5 スリがいる!
6 カツアゲされた!
7 ホモがしつこい!
8 腹が痛い!
9 犬にかまれた!
10 ノミにたかられた!
11 蚊にさされた!
12 銃が怖い!
13 夜行列車が怖い!
その3 トホホがあるからオモシロイ
釜山安宿シングルはたったの2畳
上海の大部屋生活のマイペース対決
台北のロストバゲージ
バンコクの占いババ
パリの地下幽霊
シエナの野宿
バチカンという小さな国
ティネリールの屋上ハエ軍団
マーストリヒトのぷかぷか船ホテル
コペンハーゲン行き列車で受けた親切
ニューヘブン港の厳重荷物検査
ザグレブのバスターミナルの出迎え人
バーデンの風呂はぬるかった
ブダペストのびくびくナイト
おまけ 旅先でよく聞くフレーズ集
「日本のかたですか?」
「どっかでお会いしました?」
「○○の△△ホテルにいる××さん知ってます?」
「タンジェって、ホント最低だったよね」
「牛丼食いてえ、牛丼!」
「最近の日本てどうよ?」
「あれ?500円玉ってこんなだっけ」
「リハビリしないと」
「こんな旅はこれが最後、もうしない」
「え、4丁目?おれ3丁目」
「明日こそ観光する」
「文庫本持ってない?交換しない?」
「いい旅を」
今はもう絶版になってしまいましたが、Amazonでユーズド
バックパッカーについていっぱい詳しく知りたい!最新情報が欲しい!いろんな人の情報を参考にしたい!っていう場合は、最新版バックパッカーズ読本の方が役立つかもね。