2011年7月13日水曜日

トルコ 2011年6月30〜7日11日

トルコ。。。ある意味、超充実した約二週間だった。

以下、かなり端折ってますが、だいたいこんな感じでした。
読みづらい文章ですみません。。。

6/30
ウィーンからイスタンブールへ。しょっぱな予約済みのホステルで、「申し訳ない、実は泊まれないんだ。」と言われる。別のホステルへ。そして宿泊先のホステルオーナーに口説かれて、ドミ料金で個室使わせてもらえることに。



↑サバサンド。おいしかった。


7/1
荷物が多い重い(35kg)で移動が大変+予定を立てたり調べるのが面倒で、悩んだ末、ツアー申し込み。



↑アヤソフィア。

7/2
ツアーのお金をおろしに行く途中で日本語を話すトルコ人、自称イスタンブール大学心理学先生おやじに出会う。「そのツアーは高すぎる、おかしい、私がいろいろ教えてあげるから自力で行くべき」と言われ、最終的におやじが強引にキャンセルする。
夜、もう一度おやじに会う、プラン考えてもらうために。あんまり旅行のこと教えてくれない。最終的に「私も一緒について行く」と言い出す。勝手にすればと思うと同時に、タダであちこち案内してくれるなら得だと思い、許可。「荷物は私の友達の家に置いて行けばいい」と言われ、頑なに拒むがしつこいため、なくなっても諦められるものをおいていくこと決めて、その日は別れる。



↑この人見たら要注意。日本人観光客騙すのに慣れてるっぽい。

7/3
荷物の半分をおやじの友達の家だという場所に置いて行く。
夜行バスでイズミールへ。
だんだんとめんどくさいおやじだとわかる。適当にあしらうようになる。


7/4
エフェス、パムッカレ観光。
日本人相手のビジネスについて提案される、一緒にやろうと。しかし、それってあんたが騙されてるって私に言ってきたツアーよりひどくない?という内容。
夜行バスを待つ最中、明日は別々の部屋で泊まりますから、と言うとキレ出す。私もそれまでいろいろ我慢していたのがちょっと爆発して、軽めにキレる。最終的にわざと大げさに泣いて場を収める。
この日、値段がわかりづらいミニバスやメニューを見なかった数回の食事代、おやじの分も私に払わせてないか?と気づく。その後は全部事前にチェックする。
夜行バスでカッパドキアへ。


↑エフェスの遺跡はよかった。観光客いっぱいいたけど。


7/5
朝、カッパドキア到着後、すぐホテルへ。もちろん別々の部屋にする。
朝食時に翌日一人でツアーに参加するよう言われる、60TLだからと。おまえ、私が申し込んだツアーについて騙されてるとか言ってたとき、その手のツアーは10~20TLって言ってたよなぁ?と思うが、お金がないからと断る。
このとき、所持金がやけに少ないことに気づく。数回計算してもおかしい。もしかしたら、夜行バス内で寝ているとき、おやじにくすねられたかも。
観光スポットに連れて行ってはくれたものの、なんかしょぼい。他の場所は?と聞くと「ない」とか言う。
とにかくおやじとしゃべりたくない私はおやじが言うことはほぼ無視。それに対してキレるおやじ。それもまた全部無視。
そんな中、一度私も軽めにキレる。
私を一人にさせたくないようで(何をし出すかわからないから)、一日中ほぼ監視状態。
その合間をぬって、ホテルオーナーに一連の経緯を簡単に話す。
オーナー曰く、おやじは以前も日本人の女の子とこのホテルへ泊りにきたと教えてくれる。その他、おやじがオーナーに話したことと私に話していることに相違があるとわかる。おやじの目的はおそらくセックスだろうね、と言われる。
オーナーが不憫に思ってくれたのか、トルコの伝統ダンスを見ながら食事できるレストランに連れて行ってくれる。
預けてしまった荷物は諦め、別々に帰ろう、おやじに気づかれずにこっそり帰ろうと決意。



↑男の人がくるくると回る踊り

7/6
早朝から監視され、気味悪すぎてわざと英語で「Help me!!!」と大声を出す、ロビーで。ロビーにはオーナーが寝ていて、たまたま早朝ホテルにチェックインしに来た人がいたから。その後、またやんややんやといろいろ言われる。我慢の限界だったため、「大使館行くから。イヤなら帰りのバスチケットと荷物の置いてある住所を今すぐ持ってきて」と言う。が、バスチケットはよこすが住所は教えて来ない。そんな中、早朝にチェックインした人(日本人女性だった)がロビーに来て、「少し外で話しましょうか」と言ってくれるが、おやじがそれを拒否。英語で二人がけんか腰の会話、私は何度も、彼女と一緒に外に行きたい、言うが、らちがあかない。この時の会話をiPhoneで録音。
これらの状況を見ていたオーナーは事の大きさに気づいてくれたよう。なんとか日本人女性と外に出られた私は、ホテルに戻ったのち、オーナーにかくまってもらう。その後はおやじがイスタンブールに帰るバスに乗る時間まで、ホテルに隠れる。(おやじはどうしても7/7にイスタンブールに帰る必要があった)

7/7
最悪の事態を想像して、飛行機でイスタンブールへ戻る事に。
カッパドキアまで来たのに全然観光していない私を不憫に思ってくれたのか、オーナーとオーナーのいとこが気を遣ってくれた。飛行機の時間が夜だったから、オーナーがわざわざ原付で観光スポットに連れて行ってくれたのだ。
夜、飛行機でイスタンブールへ。
日本人バックパッカーからアジアの情報収集したかったから、日本人が多く泊まってそうなホテルのドミトリーを選んだが、ドミ利用者私のみ。ある意味ラッキー。
この日、おやじから荷物を返すから連絡をくれ、とSMSがくる。(オーストリアのプリペの残りをトルコで使っていた)




↑カッパドキアは過去行った観光地や世界遺産の中で一番よかった!!!

7/8
宿泊先のホテルは旅行会社を兼ねているところで、日本語がしゃべれるトルコ人女性アイシェヌルさんがいた。
朝食時、アイシェヌルさんとたまたま会話する機会があり、おやじの話をする。アイシェヌルさんは旅行者相手の騙しや犯罪が許せないようで、真剣に話を聞いてくれる。
お昼過ぎ、荷物をとりにヒルトンホテルへ行く。本来なら待ち合わせて受け取るはずだったが、おやじはびびったようで荷物をヒルトンホテルに預けて帰っていた。ヒルトンホテルにて、なんでこんなことになってるのか、と私が聞かれるはめに。
午後、アイシェヌルさんの旅行会社のオフィスにて、公認ガイド協会みたいなところのメールアドレスを教えてもらいに行く。アイシェヌルさんにおやじの話をしたとき、おやじはほぼ間違いなくトルコの公認ガイドだ、ということだったので(公認ガイドは様々な観光地に無料で入れるカードを持っていることから)。
その旅行会社で日本人の世界一周中バックパッカーのタイキさんに出会う。いろいろ教えてもらったり、タイキさんの日本人の友達に会わせてもらったりで楽しく過ごす。

7/9,10
平穏に過ごす。


↑ヨーロッパ側とアジア側を行き来する時は船で


7/11
飛行機に乗る直前、おやじにSMSを送る。「いろいろとありがとう。お礼の代わりに、日本大使館と公認ガイド協会にあなたの写真付きで情報をメールしておきました。それと、旅行者のためにあなたのホームページを作ろうと思います。知ってると思うけど、私たちの会話をiPhoneで録音してました。さようなら(←英語で)」と。もちろん、大使館と協会にメールしましたよ。写真付き、音声付きで。
スリランカ行きの飛行機に乗る。



だいたい端的に書くとこんな感じでした。わかりづらい文章ですみません。。。
前半は悲惨だったけど、後半はいい人ばっかりに助けられたり、相手してもらえて、今はもういい思い出ばっかりのトルコ。過ぎてしまえば悲惨な出来事も笑い話。

今回の「おやじ」の件については、正直「騙された」とは思っていない。なぜならば、私に落ち度があるから。荷物重いな、減らないかな、って強く思っていたから、自分で招いた出来事だと思ってる。それに、おやじのことは信じてもなかったし、疑ってもいなかったから、騙されたっていうのは違うかな、ってね。まぁ、便宜上、人に説明する時は、「騙された」って使ったけど。
ただ、時間と自由を奪われたことが納得いかなくてねぇ。それも自業自得だと言えばそれまでなんだけど。

タイキさんに、「日本でしない事をするから、問題が起こる」と言われ、あぁ、そうだなぁ、その通りだなぁ、って思った。

アイシェヌルさんは、「人は勉強のために一度は騙された方がいいかもしれない」と言っていた。確かにその通りかも。今回のことがあったから、気をつけなきゃって気を引き締められるようになったと思う。それから、「私は騙された方が悪いとは思わない。なぜなら、やっぱり旅行したときは、いつもの日常ではできないことをしてみたいし、その現地の人と関わってみたいと思うのが普通だから。それができなきゃ、旅行の楽しみが減ってしまう。」とも。その言葉で、なんか救われた気がした。


トルコはいい人も多いけど、騙してくる人と本当に優しい人との見分けがつきづらいかもしれない。

カッパドキアのホテルオーナー・ブーレンには本当に本当に感謝の気持でいっぱいある。

ブーレンのホテル
PHOENIX CAVE HOTEL
Tel: 0384 271 26 02
Address:Orta Mah. Konak Sokak No.2 Göreme/Cappadocia
(HPはないけど、"PHOENIX HOTEL Cappadocia"で検索すると予約サイトがヒットする)

アイシェヌルさんの旅行会社
OVERSEAS TOURISM
*何かトルコでトラブルに巻き込まれた場合はぜひ相談しにきて欲しいそうです。
それをきっかけにツアーをすすめるというわけではなく、純粋に相談に乗ってくれます。
ホテル→Merih 2 Hotel
ドミは15ユーロで朝食付き。ドミ宿泊の際の朝食にしては豪華でびっくりした。


↑ドンドルマ。ほぼ毎日アイス食べた


↑トルコ料理はやっぱりおいしかった!ほぼハズレなし!